野良無線LANハンティングは辛いよ

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お客様のお宅を訪問しているとき、ご近所にセキュリティ設定されてないいわゆる野良無線LANがあって、知らないうちにそれ使っちゃってたんだよね、なんてお話はよく聞く。ノートパソコンにデフォルトで無線LANクライアント機能がついてて、一家に一台アクセスポイントなんていう表現がそれほど大袈裟にも感じられなくなってきた昨今、逆に野良無線LANは減ってきたと言える。

それはメーカー側の努力ということなのだろう。最初からセキュリティをONにしておいて、本体側面にSSIDとパスフレーズを書いたシールが貼ってある、というのが普通になってきた。暗号化設定を外すスキルのある人は野良状態でアクセスポイントを放置なんてことはしない。それがヤバいことを理解しているからだ。

ところが、街に出て調べてみると、まだまだ野良アクセスポイントはあった。

それも、有るところにはあって、無いところには徹底的に無い、そういう傾向を感じた。

野良アクセスポイントの探索と解消に乗り出した自治体もあると一部で伝えられており、これはある種のビジネスチャンスなのかなと考えてもみたのだが、この程度の発想はずっと昔に誰か思いついていたはずで、それがどうして未だに野良状態で放置されているのかが、納得できなかった。

それで、自分でもやってみようかと、始めたのだった。

だが、無防備な信号を検出しても、どのお宅か、実は十分な精度で決定できるわけではなかった。指向性アンテナを用いても、電波状態は結構変動するもので、電波が弱けりゃ特定は難しいし、強すぎても針が振り切れるような感じで、やっぱり特定できない。

特定できた場合でも、そのお宅の方が例えば庭に出てらっしゃって、お宅様の無線LAN危険ですよ、そうお伝えしても、それがどうした、っていう顔をされてしまう。こちらの説明の仕方が悪いわけではあるのだが、そもそも、この手の「探索」は言ってみれば余計なオセッカイに属するものと感じられやすいのだ。思いっきり下品な表現を許してもらえば、「あなたの社会の窓開いてますよ」と、婉曲も無くズバリ指摘するようなものだから。

だから、手応えはすこぶる悪い。

暗号化のご注文をいただいたお客様も、心外、という気持ちでらっしゃることは感じられる。これは、あまりいい商売にならない。お客様の喜ぶ顔を見て、やりがいあるビジネスだなぁと思ってやってきたことが、何だかこれじゃ逆行してゆくかのようで、まるでお客様に喧嘩を売ってるみたいだ。

現状、減ってきたとはいえ、各町内に数箇所、野良アクセスポイントはあるわけで、1台の野良機がどの程度の確率で犯罪に巻き込まれるのか。これは地域の治安の水準による。そもそも治安が世界一に近い水準にある日本において、そう、湘南はさらにとりわけ治安がいいのだ。

で、結論から言おう。

ハンティングは、やめた。

何か問題が起こって、行政が重い腰を上げて、ハンティングに乗り出す。このタイミングを狙って、受注活動するなり下請けに回るなり仕掛けたほうが、お客様にも世間様にも商売としても玉虫色、三方良しとなると考えられるからだ。

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このページは、pc119.orgが2011年1月17日 15:36に書いたブログ記事です。

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